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バイブコーディングで何が作れる?── 実例15選と作れないものの境界線
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バイブコーディングで何が作れる?── 実例15選と作れないものの境界線

この記事でわかること


「で、実際に何が作れるの?」

バイブコーディングの概念はわかった。でも**「本当にプログラミング未経験者が何か作れるの?」**という疑問は当然ある。

答えはYES。しかも想像以上に色々なものが作れる。

2026年現在、バイブコーディングで作れるものの範囲は急速に広がっている。個人の趣味ツールだけでなく、企業が業務で使うアプリまで、非エンジニアがバイブコーディングで実用的なものを作る事例が増えている。


レベル別:バイブコーディングで作れるもの15選

初級(30分〜1時間で完成)

#作れるもの内容AIへの指示例
1自己紹介ページプロフィール、スキル、連絡先を載せたシンプルなWebページ「名前・経歴・スキルを載せたプロフィールページを作って。デザインはモダンで、写真を大きく表示して」
2電卓アプリ四則演算ができる計算機。消費税計算、割り勘計算の機能も追加可能「消費税計算と割り勘計算もできる電卓アプリを作って。ボタンは大きめで押しやすくして」
3メモ帳アプリテキストを入力・保存・削除できるシンプルなメモ帳「ブラウザを閉じてもデータが残るメモ帳アプリを作って。メモにはタイトルと本文があって、検索もできるようにして」
4カウントダウンタイマーイベントまでの残り日数を表示するページ「旅行やイベントまでの残り日数をカウントダウン表示するページを作って。複数のイベントを登録できるようにして」
💡

初級のポイント

初級の作品は「1つの機能に集中」しているのが特徴。あれもこれもと機能を追加すると複雑になるので、まずはシンプルなものを完成させる体験をしよう。完成する喜びが次のモチベーションになる。

中級(1〜3時間で完成)

#作れるもの内容AIへの指示例
5ToDoアプリタスクの追加・完了・削除。カテゴリ分け、期限設定、並び替えまで「カテゴリ(仕事/プライベート)と期限付きのToDoアプリを作って。完了したタスクは取り消し線で、期限切れは赤色で表示して」
6ブログサイトMarkdownで記事を書くだけで更新できるブログ。SEO対応、カテゴリ分類、レスポンシブ対応「Astroでブログサイトを作って。カテゴリ分け、タグ、検索機能付き。デザインはミニマルで読みやすく」
7家計簿アプリ収支の入力、カテゴリ別集計、月次グラフ表示、CSVエクスポート「月ごとの収支を記録して、カテゴリ別の円グラフと月次の棒グラフで表示する家計簿アプリを作って」
8ランディングページ商品やサービスの紹介ページ。問い合わせフォーム、お客様の声セクション付き「サービス紹介のLPを作って。ヒーローセクション、特徴3つ、料金表、お客様の声、問い合わせフォームの構成で」
9ポートフォリオサイト作品ギャラリー、スキルセット、経歴をまとめたプロフェッショナルなサイト「デザイナー向けのポートフォリオサイトを作って。作品をカード形式で一覧表示し、クリックで詳細が見られるようにして」
ℹ️

中級の特徴

中級では「データの保存・表示・操作」が加わる。ブラウザのlocalStorageやファイルベースのデータ管理を使うことで、実用的なアプリに仕上がる。AIに「データをブラウザに保存して」と伝えるだけで実装してくれる。

上級(3時間〜1日で完成)

#作れるもの内容AIへの指示例
10APIダッシュボード天気・株価・ニュースなどの外部データを自動取得して表示するダッシュボード「OpenWeatherMap APIで現在地の天気と5日間予報を取得して、カード形式で表示するダッシュボードを作って」
11Excel自動化スクリプト定型レポートの生成、データ集計、ファイル変換の自動化「売上CSVを読み込んで、月別・商品別の集計表とグラフを自動生成するPythonスクリプトを作って」
12予約管理システムカレンダー表示、予約の追加・変更・削除、メール通知「美容室の予約管理システムを作って。カレンダーで空き状況を表示し、顧客が自分で予約できるようにして」

応用(1〜3日で完成)

#作れるもの内容AIへの指示例
13ECサイトのプロトタイプ商品一覧、カート、チェックアウト画面のプロトタイプ「アクセサリーショップのECサイトプロトタイプを作って。商品一覧、フィルター、カート機能付き」
14AIチャットボットAIのAPIを使った問い合わせ対応ボット。自社サイトに埋め込み可能「自社のFAQデータを学習させたチャットボットを作って。Webサイトの右下にウィジェットとして表示して」
15業務効率化ツール見積書生成、タスク管理、日報集計など、業務フローに合わせたカスタムツール「見積書をフォーム入力で作成してPDFダウンロードできるツールを作って。顧客マスタ、商品マスタ付き」

実際に作られたリアルな事例

バイブコーディングの可能性をよりリアルに感じてもらうために、実際に作られた事例を紹介する。

個人が作ったユニークな作品

作品内容注目ポイント
だんだん消えるメモ帳メモが時間とともに薄くなって消えていくツール「一時的なメモ」という発想がユニーク
AIリバーシAIとチャットしながら遊べるオセロゲームゲーム+AI対話の組み合わせ
テレテキスト風ページ生成テキストから1990年代の文字放送風デザインを生成レトロ×AI の発想
ずんだもんアラーム「本番が燃えてる!」とキャラクターが絶叫して起こすアプリエンジニア文化×AIの遊び心

企業での本格活用事例

事例1

非エンジニアが24時間でファイル転送サービスを開発

シンプルなアップロード画面、履歴表示、パスワード保護、保存期限設定まで実装。従来なら外注で数十万円かかる開発を自社で完了

企業・業務効率化
事例2

AI同時翻訳サービスのランディングページ作成

ターゲット設定からヒーローセクション、課題提示、料金表まで含む本格的なLPを短時間で構築

企業・マーケティング
事例3

ドキュメント解析SaaSで収益化

最初は小さなツールとして開発し、ユーザーの声を聞きながら改善。最終的にSaaSとして収益化に成功

スタートアップ
事例4

EC向け動画生成ツール

商品写真からTikTok風の短尺動画を自動生成。AIの画像認識APIと動画生成を組み合わせた高度な活用例

EC・マーケティング
ℹ️

事例から学ぶこと

成功事例に共通するのは、「自分が困っていること」を解決するツールを作っている点。汎用的なものを作ろうとするのではなく、まず自分のニーズに合ったものを作り、それが他の人にも役立つなら公開する──という流れが多い。


作れないもの(今のところ)

バイブコーディングにも限界はある。以下は2026年時点では難しい、もしくは避けるべきものだ。

カテゴリ具体例難しい理由
大規模システム銀行の基幹システム、SNS(数百万ユーザー規模)複雑なアーキテクチャ設計、負荷分散、運用が必要
リアルタイム処理オンラインゲーム、ライブ配信プラットフォーム低レイテンシーの最適化がAIでは難しい
ネイティブアプリiOS/Androidアプリ(App StoreやGoogle Playに出すもの)ストアの審査対応やOS固有の最適化が必要。ただしWebアプリならOK
高セキュリティ系決済システム、医療システム、個人情報管理セキュリティ監査やコンプライアンス対応が必須
ハードウェア制御IoTデバイス制御、組み込みシステムハードウェア固有の知識と低レベル最適化が必要
⚠️

「作れない」は「永遠に作れない」ではない

AIの進化スピードは速い。2025年に「無理」と言われていたことが、2026年には可能になった例もある。今作れないものも、1年後には作れるようになっているかもしれない。重要なのは、今の限界を理解した上で「今作れるもの」に集中すること。


初心者が最初に作るべきもの

「何から作ればいいかわからない」という人のために、おすすめの順番を紹介する。

Step 1

自己紹介ページ(HTML)

最もシンプルな作品。自分のプロフィールを載せたWebページを作る。「完成させる体験」が最重要

30分
Step 2

ToDoアプリ

データの追加・削除・保存を学べる。バイブコーディングの基本パターンが身につく

1時間
Step 3

ポートフォリオサイト

Step1とStep2で作ったものを掲載するサイトを構築。複数ページの管理やデザインの工夫を体験

2〜3時間
Step 4

自分が欲しいツール

日常で「こんなのあったらいいな」と思うものを作る。ここからが本番。自分の課題を解決するツールを作ろう

自分のペースで

なぜこの順番がいいのか

ステップ学べること次に活きるスキル
Step 1AIへの指示の出し方の基本具体的で明確な指示を出す練習
Step 2データの操作(CRUD)あらゆるアプリの基本パターン
Step 3複数ページの構成とデザイン実用的なWebサイト構築の感覚
Step 4課題発見→解決の流れプロダクト思考の入口
💡

完璧を目指さない

初心者が一番やってはいけないのは「最初から完璧なものを作ろうとすること」。80%の完成度で公開して、フィードバックをもらいながら改善していく方がずっと速く成長できる。バイブコーディングなら修正も一瞬だ。


共通しているのは「小さくて、自分が使うもの」

ここまで紹介した事例に共通しているのは3つ:

  • 自分が使いたいものを作っている
  • 小さなプロジェクトから始めている
  • 完璧を目指していない

「大きなアプリを作りたい」気持ちはわかるが、まずは小さなものを完成させよう。小さな成功体験の積み重ねが、最終的に大きなプロジェクトを作れる力になる。


よくある質問(FAQ)

Q. プログラミング未経験者が作ったアプリは品質が低い?

A. 用途によります。 個人ツールやプロトタイプなら十分な品質です。AIが生成するコードは基本的に動作するもので、見た目もモダンなデザインで生成されることが多いです。ただし、大量のユーザーが使うサービスや高いセキュリティが求められるものは、プロのレビューを通すのが安全です。

Q. 作ったアプリはどうやって公開するの?

A. 無料のホスティングサービスを使えば数クリックで公開できます。 Vercel、Cloudflare Pages、Netlifyなどが代表的。GitHubにコードをアップロードするだけで自動的にURLが発行され、世界中からアクセスできるようになります。詳しくは本サイトの「デプロイガイド」で解説しています。

Q. どのくらいの期間でちゃんとしたものが作れるようになる?

A. 早い人で1週間、普通に1ヶ月です。 Step1〜3を順番にこなせば、1週間でポートフォリオサイトまで作れます。そこから自分のツールを作り始めて、1ヶ月もすれば「こんなものも作れるんだ」という感覚が身についてきます。

Q. スマホアプリは作れないの?

A. Webアプリとして作ればスマホでも使えます。 ネイティブアプリ(App Storeに出すもの)は難しいですが、PWA(Progressive Web App)として作ればスマホのホーム画面に追加でき、ほぼネイティブアプリのように使えます。AIに「PWAとして作って」と伝えるだけです。

Q. 他の人が作ったものを参考にしたい

A. GitHubで公開されているプロジェクトを参考にできます。 「vibe coding」「AI generated」などで検索すると、バイブコーディングで作られたプロジェクトが見つかります。また、BoltやLovableにはテンプレートギャラリーがあり、他のユーザーの作品を見て参考にできます。


まとめ:「作りたい」と思ったら、もう作れる

バイブコーディングで作れるものの範囲は驚くほど広い。自己紹介ページからECサイトのプロトタイプまで、AIへの指示の出し方次第で可能性は無限に広がる。

この記事のポイント:

  • 初級(30分)〜応用(3日)まで、レベルに合わせたステップアップが可能
  • 実際に企業で業務ツールを開発した事例もある
  • 「作れないもの」の境界線を理解することも大事
  • まずは自己紹介ページから始めて、小さな成功体験を積み重ねよう
💡

次のステップ

何を作るかイメージできたら、次は「AIへの指示の出し方」を学ぼう。バイブコーディングの成果の8割は「指示の質」で決まる。良い指示の出し方を知っているかどうかで、完成するアプリの品質が大きく変わる。

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