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初めてのバイブコーディング ── 何を作る?難易度別おすすめプロジェクト10選と進め方完全ガイド
入門 Step 4 約14分で読めます

初めてのバイブコーディング ── 何を作る?難易度別おすすめプロジェクト10選と進め方完全ガイド

この記事でわかること


何を作ればいいかわからない問題

バイブコーディングの概念はわかった。ツールも選んだ。でも**「何を作ればいいかわからない」**──これが最も多い挫折ポイント。

大事なのは**「自分が使いたいもの」を作る**こと。誰かの役に立つものを作ろうとしなくていい。自分の生活がちょっと便利になるもの、それが最高の練習課題だ。


プロジェクト選びの3つの基準

「何を作ろう?」と悩んだとき、以下の3つの基準で考えるとすぐに見つかる。

基準考え方
1. 日常の「面倒」を解決毎日やっている面倒な作業を自動化家計簿、日報生成、予定管理
2. 「あったらいいな」を形に既存のサービスに不満がある部分好みのデザインのToDoアプリ、カスタム計算機
3. 学びながら作れるもの作る過程で新しいスキルが身につくブログサイト、API連携ダッシュボード
💡

一番のおすすめ基準

「毎日使うもの」を作ると最も成長が速い。自分が使うから改善点が見つかるし、改善するたびにスキルが上がる。逆に「使わないもの」を作っても、完成した瞬間に興味を失う。


難易度別おすすめプロジェクト10選

初級:1時間以内で完成(バイブコーディング入門)

1. プロフィールサイト

バイブコーディングの「Hello World」。自分の名前、自己紹介、SNSリンクを載せた1ページサイトを作る。

項目内容
所要時間30分〜1時間
学べることHTMLの基本構造、AIへの指示の基本
使う技術HTML + CSS(AIが書いてくれる)
公開方法GitHub Pages or Cloudflare Pages
拡張アイデアアニメーション追加、ダークモード対応

2. カウントダウンタイマー

「旅行まであと○日」「誕生日まで○日」を表示するWebページ。複数イベントを登録できるようにすると実用的。

項目内容
所要時間30分〜1時間
学べることJavaScriptの日付計算、動的な表示更新
使う技術HTML + CSS + JavaScript
公開方法GitHub Pages
拡張アイデア通知機能、カレンダー表示、背景画像の自動変更

3. 単位変換ツール

通貨換算、温度変換(℃↔℉)、長さ変換(cm↔inch)など、日常で使える変換ツール。

項目内容
所要時間30分
学べることフォーム入力、計算ロジック、即時反映
使う技術HTML + JavaScript
公開方法GitHub Pages
拡張アイデアリアルタイム為替レート取得、お気に入り登録

中級:半日で完成(実用的なアプリ作り)

4. ToDoアプリ

バイブコーディングの定番練習課題。タスクの追加・完了・削除ができ、ブラウザを閉じてもデータが残る。

項目内容
所要時間1〜2時間
学べることCRUD操作の基本、データ永続化(localStorage)
使う技術HTML + CSS + JavaScript
拡張アイデアカテゴリ分類、期限設定、ドラッグ並べ替え、優先度設定
💡

迷ったらToDoアプリ

何を作るか迷ったらToDoアプリから始めよう。シンプルだが、追加・削除・完了の3つの操作を作ることでバイブコーディングの基本パターンを全て学べる。そして完成後に「カテゴリ追加して」「期限機能つけて」と段階的に拡張していく過程で、対話的な開発の感覚が身につく。

5. ブログ / ポートフォリオサイト

Astroで静的サイトを作り、Markdownで記事を書いてCloudflare Pagesで公開する。本格的なWebサイト構築の入門。

項目内容
所要時間2〜4時間
学べることフレームワーク(Astro)の基本、Markdown、デプロイ
使う技術Astro + Tailwind CSS + Cloudflare Pages
拡張アイデアカテゴリ分け、タグ機能、検索、SEO対策、OGP画像

6. 家計簿アプリ

収入と支出を入力し、カテゴリ別の集計やグラフ表示ができるアプリ。毎日使うから改善のモチベーションが維持しやすい。

項目内容
所要時間2〜4時間
学べることフォーム設計、データ集計、グラフ描画(Chart.js)
使う技術React or HTML + Chart.js
拡張アイデア月次レポート、CSV/PDF出力、予算設定、固定費自動入力

7. レシピ管理アプリ

お気に入りのレシピを登録・検索・カテゴリ分けできるアプリ。料理中にスマホで見るから、レスポンシブ対応が重要。

項目内容
所要時間2〜3時間
学べること検索・フィルタリング、画像表示、モバイル対応
使う技術HTML + CSS + JavaScript
拡張アイデア材料から逆引き検索、買い物リスト自動生成、栄養計算

上級:1〜3日で完成(本格的なプロジェクト)

8. Webスクレイピングツール

特定のWebサイトから情報を自動取得し、CSVやスプレッドシートに出力するツール。

項目内容
所要時間3〜6時間
学べることPython、HTTP通信、データパース、定期実行
使う技術Python(BeautifulSoup / Playwright)
拡張アイデア定期実行(cron)、差分通知、データベース保存

9. APIダッシュボード

天気・株価・ニュース・為替などの外部APIからデータを取得し、グラフやカードで可視化するダッシュボード。

項目内容
所要時間4〜8時間
学べることAPI連携、非同期通信、データ可視化
使う技術React + Chart.js + 各種API
拡張アイデア自動更新、アラート設定、複数API統合、カスタムウィジェット

10. 業務効率化ツール

Excel作業の自動化、メール自動生成、日報作成、請求書生成など、自分の業務を効率化するカスタムツール。

項目内容
所要時間1〜3日
学べること業務フローの分析、自動化設計、ファイル操作
使う技術Python or JavaScript
拡張アイデアSlack通知、Google Sheets連携、定期実行

各プロジェクトの具体的な指示テンプレート

「選んだはいいけど、AIにどう伝えればいい?」という人のために、各プロジェクトの指示テンプレートを用意した。

プロフィールサイトの指示テンプレート

プロフィールサイトを作ってください。

内容:
- 名前:[あなたの名前]
- 肩書き:[職業やキャッチコピー]
- 自己紹介:[3〜5行の自己紹介]
- スキル:[スキル1], [スキル2], [スキル3]
- SNSリンク:[Twitter], [GitHub], [LinkedIn]等

デザイン:
- 1ページ構成
- [好きな色]基調(色のイメージ:[明るい/落ち着いた/ポップ])
- スマホでも見やすいレスポンシブ対応
- アイコンにFont Awesomeを使用

技術:HTML + Tailwind CSS

ToDoアプリの指示テンプレート

ToDoアプリを作ってください。

基本機能:
1. タスクを追加できる(テキスト入力 + Enterキーで追加)
2. タスクを完了にできる(クリックで取り消し線)
3. タスクを削除できる(×ボタン)
4. データはlocalStorageに保存(ブラウザを閉じても残る)

追加機能(余裕があれば):
- カテゴリ(仕事/プライベート/買い物)の選択
- 期限の設定
- 完了済みタスクの一括削除

デザイン:
- シンプルで見やすい
- 中央寄せの1カラムレイアウト
- 完了タスクはグレーアウト + 取り消し線

技術:HTML + CSS + JavaScript(フレームワークなし)

家計簿アプリの指示テンプレート

家計簿アプリを作ってください。

機能:
1. 収入・支出の入力フォーム(金額、カテゴリ、日付、メモ)
2. カテゴリ別の集計表
3. 月別の収支バランス(棒グラフ)
4. カテゴリ別の内訳(円グラフ)
5. 一覧表示(日付の新しい順)
6. CSVエクスポート

カテゴリ:
- 収入:給与、副業、その他
- 支出:食費、交通費、住居費、通信費、娯楽費、その他

データ保存:localStorage
グラフ:Chart.jsを使用
デザイン:白基調、アクセントカラーは緑(#10b981)

プロジェクトの進め方:企画から公開まで

Step 1

作りたいものを決める

上の10選から選ぶか、日常の「面倒」から見つける。迷ったらToDoアプリが鉄板

5分
Step 2

要件を書き出す

上のテンプレートを参考に、機能・デザイン・技術を箇条書きにまとめる

10分
Step 3

AIに指示を出す

まとめた要件をAIに渡す。最初は基本機能だけでOK

1分
Step 4

動かして確認する

ブラウザで表示して動作確認。期待通り動いているかチェック

5分
Step 5

フィードバックで改善する

「ここを変えて」「この機能追加して」と対話で磨いていく

30分〜
Step 6

公開する

GitHub Pagesやcloudflare Pagesでデプロイ。URLを友人にシェアしよう

10分

各ステップの詳細

Step 2: 要件の書き出し方

要件をうまく書けない人は、以下の3つだけ書けばOK:

  1. 何ができるか(機能を箇条書き)
  2. どんな見た目か(色、レイアウト、雰囲気)
  3. どこで使うか(PC、スマホ、両方)

Step 5: フィードバックのコツ

やりがちなNGおすすめのやり方
「なんか違う」「ヘッダーの色をもっと濃くして」と具体的に
一度に5個修正依頼1回に1〜2個の修正に絞る
デザインと機能を同時に変更まず機能を完成→その後デザインを調整

Step 6: 公開の選択肢

サービス特徴料金おすすめ度
GitHub PagesGitHubリポジトリから直接公開無料★★★★☆
Cloudflare Pages高速CDN、カスタムドメイン対応無料★★★★★
VercelNext.js/Astroとの相性抜群無料(個人)★★★★★
Netlifyフォーム機能付き無料(個人)★★★★☆

挫折しないための5つのコツ

バイブコーディングを始めて挫折する人に共通するパターンと、その対策を紹介する。

1. 最初から大きなものを作ろうとしない

挫折パターン対策
「ECサイトを作りたい!」と意気込むまずToDoアプリから。小さな成功体験を積む
3日かけて完成しないと飽きる1時間で完成するものから始める

2. 「完璧」を目指さない

挫折パターン対策
デザインが気に入るまで修正し続ける80%の完成度で公開する。後から直せる
バグが気になって先に進めない致命的でないバグは後回し。まず動くものを作る

3. 1日に何時間もやらない

挫折パターン対策
初日に8時間ぶっ通しでやって燃え尽き1日30分〜1時間で十分。継続が大事
翌日やる気がなくなる毎日少しずつ進める習慣を作る

4. エラーで止まったらすぐAIに聞く

挫折パターン対策
エラーを自分で調べて30分消費エラーメッセージをそのままAIに貼り付ける
「自分にはできない」と思ってしまうエラーはプロでも日常。AIに聞けば解決する

5. 作ったものを誰かに見せる

挫折パターン対策
作っても誰にも見せずモチベーション低下SNSで「#バイブコーディング」タグ付きで投稿
「こんなものでいいのかな」と不安初心者の作品は応援される。自信を持って公開しよう
ℹ️

完成 > 完璧

プロのエンジニアも最初のバージョンは「とりあえず動く」レベルで公開する。完璧なものは存在しない。まず公開して、ユーザーの声を聞いて改善するのがモダンな開発スタイル。


よくある質問(FAQ)

Q. どのプロジェクトから始めるのが最適ですか?

A. 迷ったらToDoアプリです。 理由は3つ:(1) 30分〜1時間で完成する、(2) CRUD(追加・表示・更新・削除)の基本が学べる、(3) 段階的に機能を追加していく練習になる。本サイトの実践カテゴリで「ToDoアプリを30分で作る」ハンズオン記事を用意しています。

Q. 同じものを別のツールで作り直すのはアリ?

A. 大アリです。 同じToDoアプリでもCursorで作るのとBoltで作るのでは体験が全く違います。ツールの特性を理解するのに最適な方法です。さらに、2回目は要件が明確なので指示の質も上がり、より良いものが作れます。

Q. 作ったものを友人に使ってもらいたいけど、安全ですか?

A. 静的サイト(HTMLのみ)なら基本的に安全です。 個人情報を扱う機能や決済機能がなければ、セキュリティリスクはほぼありません。ただし、ユーザーが入力するフォームがある場合はAIに「XSS対策をして」と伝えておくと安心です。

Q. プロジェクトのアイデアが思いつかない場合は?

A. 「1日の行動」を振り返ってみましょう。 朝起きてから寝るまでの行動で「面倒だな」「もっと楽にしたいな」と感じる瞬間があるはず。それがプロジェクトのタネです。例:「毎朝天気を確認する」→ 天気ダッシュボード、「買い物リストをメモする」→ 買い物リストアプリ。

Q. 作品が完成したらどこに公開すればいいですか?

A. Cloudflare PagesかVercelがおすすめです。 どちらも無料で、GitHubにコードをプッシュするだけで自動的に公開されます。独自ドメインも設定可能。さらにSNSで「#バイブコーディング」タグ付きで投稿すると、同じように学んでいる仲間からフィードバックがもらえます。


まとめ:「作りたい」が見つかったら、今すぐ始めよう

最初のプロジェクト選びで大事なのは、「自分が使いたいもの」を「小さく」作ること

この記事のポイント:

  • 日常の「面倒」を解決するものが最高の練習課題
  • 迷ったらToDoアプリから始める(30分で完成)
  • 指示テンプレートをコピペすればすぐ始められる
  • 企画 → 指示 → 確認 → 改善 → 公開の5ステップで完成
  • 完璧を目指さない。80%で公開、フィードバックで改善
💡

次のステップ

作りたいものが決まったら、ツールカテゴリで「PC環境の準備」から始めよう。環境が整ったら、実践カテゴリのハンズオン記事で手を動かしながら作ってみよう。

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