AIプロンプトのパターン集 ── コピペで使える実践テンプレート20選
プロンプトは「型」を持つと楽になる
バイブコーディングでAIに指示を出すとき、毎回ゼロから文章を考えるのは非効率だ。プロンプトの品質にもバラつきが出る。
解決策はシンプルで、よく使うパターンを「型(テンプレート)」として持っておくこと。型があれば、穴埋めするだけで一定品質の指示が出せる。この記事では、バイブコーディングの現場で実際に使い回せる20個のパターンを、カテゴリ別に網羅的に紹介する。
この記事の使い方
各テンプレートをそのままコピペし、[角括弧]の部分を自分のプロジェクトに合わせて書き換えるだけでOK。慣れてきたらCLAUDE.mdに転記して、プロジェクト専用にカスタマイズしよう。
まず知っておきたい:初心者が使う頻度の高いTop5
20個すべてを覚える必要はない。まずは以下の5パターンを押さえれば、日常のバイブコーディングの8割はカバーできる。
| 順位 | パターン | カテゴリ | こんなときに使う |
|---|---|---|---|
| 1 | #1 新規サイト作成 | Webサイト系 | プロジェクトの立ち上げ時 |
| 2 | #7 バグ修正 | 修正・改善系 | エラーが出たとき(最も頻繁に使う) |
| 3 | #4 CRUD機能 | アプリ系 | データ管理機能を作るとき |
| 4 | #17 段階的構築 | 応用パターン | 大きな機能を安全に作りたいとき |
| 5 | #19 既存コード理解 | 応用パターン | 他人のコードや過去の自分のコードを読むとき |
全20パターン カテゴリ一覧
| カテゴリ | パターン番号 | 内容 |
|---|---|---|
| Webサイト系 | #1〜#3 | サイト作成、コンポーネント追加、レスポンシブ修正 |
| アプリ系 | #4〜#6 | CRUD、フォーム、API連携 |
| 修正・改善系 | #7〜#10 | バグ修正、デザイン改善、パフォーマンス、リファクタリング |
| コンテンツ系 | #11〜#12 | 記事生成、SEO最適化 |
| 調査・分析系 | #13〜#14 | 技術調査、コードレビュー |
| デプロイ・運用系 | #15〜#16 | Git操作、デプロイ設定 |
| 応用パターン | #17〜#20 | 段階的構築、比較、コード理解、トラブルシューティング |
Webサイト系
1. 新規サイト作成
使用場面: プロジェクトをゼロから立ち上げるとき。最初の1回だけ使うが、プロジェクト全体の方向性を決める最重要パターン。
[フレームワーク]で[サイトの種類]を作ってください。
ページ構成:
1. [ページ名]([内容])
2. [ページ名]([内容])
デザイン:
- [カラー]基調
- [フォント]
- レスポンシブ対応
具体的な記入例:
Astroで個人ブログサイトを作ってください。
ページ構成:
1. トップページ(最新記事5件をカード形式で表示)
2. 記事一覧ページ(全記事をタグでフィルタリング可能)
3. 記事詳細ページ(Markdown本文、目次、前後記事リンク)
4. Aboutページ(プロフィール、SNSリンク)
デザイン:
- ダークブルー(#1a1a2e)基調、アクセントにオレンジ(#e94560)
- Noto Sans JP
- レスポンシブ対応(モバイルファースト)
良い結果が出るコツ
フレームワーク指定は必ず入れること。「Webサイトを作って」だけだと、AIがフレームワーク選定から始めるため時間がかかり、意図しない構成になることが多い。カラーコードも具体的に指定すると、修正の往復が減る。
2. コンポーネント追加
使用場面: 既存サイトに新しいUI部品を追加するとき。ヘッダー、フッター、カード、モーダルなど。
以下のコンポーネントを作ってください:
- 名前: [コンポーネント名]
- 機能: [何をするか]
- Props: [受け取るデータ]
- デザイン: [見た目の説明]
既存の[ファイルパス]のスタイルに合わせてください。
具体的な記入例:
以下のコンポーネントを作ってください:
- 名前: PricingCard
- 機能: 料金プランを1つ表示する。人気プランにはバッジをつける
- Props: planName(string), price(number), features(string[]), isPopular(boolean)
- デザイン: 角丸カード、ホバーで影が濃くなる、人気プランは枠線を金色に
既存のsrc/components/Card.astroのスタイルに合わせてください。
Props指定が重要
Propsを明示すると、AIがコンポーネントの入出力を正確に理解できる。省略すると、AIが勝手にデータ構造を決めてしまい、後から修正が必要になることが多い。
3. レスポンシブ修正
使用場面: PCでは正常だがスマホで崩れている場合。デプロイ後にスマホ実機で確認して気づくことが多い。
[ファイルパス]をモバイル対応にしてください。
現在PCでは正常ですが、スマホ(幅375px)で以下の問題があります:
- [問題1]
- [問題2]
具体的な記入例:
src/components/Header.astroをモバイル対応にしてください。
現在PCでは正常ですが、スマホ(幅375px)で以下の問題があります:
- ナビゲーションメニューが横に溢れて横スクロールが発生する
- ロゴとメニューボタンが重なっている
- フォントサイズが大きすぎて1行に収まらない
スマホではハンバーガーメニューに切り替えてください。
良い結果が出るコツ: 「スマホで崩れている」だけでなく、具体的に何がどう崩れているかを書く。「横に溢れる」「重なる」「はみ出す」など、症状を言語化するのがポイント。
アプリ系
4. CRUD機能
使用場面: データの追加・表示・編集・削除を行うアプリを作るとき。TODOアプリ、家計簿、在庫管理など、ほとんどのアプリの基本。
以下のデータを管理するアプリを作ってください:
- データ項目: [名前、日付、金額など]
- 機能: 追加、編集、削除、一覧表示
- 保存先: localStorage
- デザイン: シンプルなカード形式
具体的な記入例:
以下のデータを管理する家計簿アプリを作ってください:
- データ項目: 日付、カテゴリ(食費/交通費/娯楽/その他)、金額、メモ
- 機能: 追加、編集、削除、一覧表示、月別集計グラフ
- 保存先: localStorage
- デザイン: シンプルなカード形式、カテゴリ別に色分け
- ソート: 日付の新しい順
- フィルタ: カテゴリ別、月別
保存先の指定を忘れずに
保存先を指定しないと、AIがデータベース(Supabase等)を使おうとして構成が複雑になることがある。プロトタイプ段階ではlocalStorageで十分。後からデータベースに移行するパターンも併用できる。
5. フォーム作成
使用場面: お問い合わせフォーム、会員登録、アンケートなど、ユーザーからの入力を受け取る画面を作るとき。
以下の入力フォームを作ってください:
- 入力項目: [項目1]、[項目2]、[項目3]
- バリデーション: [必須チェック、文字数制限など]
- 送信後の動作: [何をするか]
具体的な記入例:
以下の入力フォームを作ってください:
- 入力項目: 氏名(テキスト)、メールアドレス(email)、問い合わせ種別(プルダウン: 一般/技術/料金)、内容(テキストエリア)
- バリデーション: 全項目必須、メールは形式チェック、内容は10文字以上
- エラー表示: 各項目の直下に赤文字でメッセージ表示
- 送信後の動作: 「送信しました」のモーダルを表示し、3秒後にトップページへ遷移
良い結果が出るコツ: バリデーションルールとエラーの表示方法を具体的に書く。「適切にバリデーション」では、AIと自分の想定がズレやすい。
6. API連携
使用場面: 外部サービスのデータを取得して表示するとき。天気、ニュース、為替、地図など。
[API名]のAPIを使って[機能]を実装してください。
- エンドポイント: [URL]
- 認証: [APIキー/OAuth]
- 取得したいデータ: [フィールド名]
- 表示方法: [カード/テーブル/グラフ]
具体的な記入例:
OpenWeatherMapのAPIを使って天気表示ウィジェットを実装してください。
- エンドポイント: https://api.openweathermap.org/data/2.5/weather
- 認証: APIキー(環境変数 WEATHER_API_KEY から取得)
- 取得したいデータ: 都市名、気温、天気アイコン、湿度、風速
- 表示方法: カード形式で、天気アイコンを大きく表示
- 更新: 30分ごとに自動リフレッシュ
APIキーのハードコードに注意
テンプレートに「環境変数から取得」と書いておくのが重要。省略すると、AIがコード内にAPIキーを直接書いてしまうことがある。GitHubにプッシュすると漏洩リスクがあるため注意。
修正・改善系
7. バグ修正
使用場面: エラーが出たとき。バイブコーディングで最も頻繁に使うパターン。開発中は何度もお世話になる。
以下のエラーが出ています。修正してください:
[エラーメッセージ全文]
期待する動作: [どう動くべきか]
実際の動作: [何が起きているか]
具体的な記入例:
以下のエラーが出ています。修正してください:
TypeError: Cannot read properties of undefined (reading 'map')
at PostList (src/components/PostList.tsx:12:18)
期待する動作: 記事一覧がカード形式で表示される
実際の動作: 画面が真っ白になり、コンソールに上記エラーが出る
発生条件: 記事が0件のときに発生する(1件以上あるときは正常)
良い結果が出るコツ: エラーメッセージは省略せず全文コピペする。「エラーが出る」だけでは、AIはエスパーできない。発生条件(いつ起きるか、いつ起きないか)も書くと、原因特定が格段に速くなる。
8. デザイン改善
使用場面: 機能は動いているがデザインがイマイチなとき。バイブコーディング初期は「まず動かす」を優先するため、デザイン改善は後回しになりがち。
[ファイルパス]のデザインを改善してください:
- 現在: [現状の説明]
- 希望: [どうしたいか]
- 参考: [参考サイトURL](あれば)
具体的な記入例:
src/pages/index.astroのデザインを改善してください:
- 現在: 白背景にテキストが並んでいるだけで素っ気ない
- 希望: モダンなメディアサイト風。カードにホバーエフェクト、セクション間に余白、ヒーロー画像を追加
- 参考: https://example.com のトップページのレイアウトに近づけたい
- 制約: 既存のTailwindクラスを使用、新しいCSSファイルは追加しない
9. パフォーマンス改善
使用場面: ページの読み込みが遅い、スクロールがカクつくなど、表示速度に問題があるとき。
このページの読み込みが遅いです。改善してください:
- 画像の最適化
- 不要なJSの削除
- CSSの最小化
- 具体的な問題: [計測結果や体感]
具体的な記入例:
トップページの読み込みが遅いです(Lighthouse スコア: Performance 45点)。改善してください:
- 画像の最適化(現在PNGで合計8MB → WebPに変換、遅延読み込み)
- 不要なJSの削除(使っていないアニメーションライブラリがある)
- CSSの最小化
- フォントの読み込み最適化(Google Fontsのdisplay=swap)
目標: Lighthouseスコア80点以上
10. リファクタリング
使用場面: コードが複雑になりすぎて読みにくくなったとき。機能追加を重ねた後に整理するのが典型パターン。
[ファイルパス]のコードを整理してください:
- 重複しているコードをまとめる
- 変数名をわかりやすくする
- コメントを追加する
機能は変えないでください。
具体的な記入例:
src/utils/api.tsのコードを整理してください:
- fetchUserData、fetchPostData、fetchCommentDataの3関数で、エラーハンドリングが重複している → 共通関数に切り出す
- 変数名 d, r, res などを data, response のようにわかりやすくする
- 各関数にJSDocコメントを追加する
- マジックナンバー(3000, 5など)を定数に切り出す
機能は変えないでください。テストが通ることを確認してください。
「機能は変えない」を必ず書く
リファクタリング指示で最も重要な一文。これを省略すると、AIが「ついでに」機能を改善しようとして、思わぬバグを生むことがある。
コンテンツ系
11. 記事生成
使用場面: ブログ記事やドキュメントを書くとき。構成を先に決めてから本文を書かせると品質が安定する。
以下のテーマで記事を書いてください:
- テーマ: [テーマ]
- ターゲット: [誰向け]
- 文体: [です/ます調 or だ/である調]
- 文字数: 約[数字]文字
- 構成: [見出しの案]
具体的な記入例:
以下のテーマで記事を書いてください:
- テーマ: 初心者向けGit入門
- ターゲット: プログラミング未経験でバイブコーディングを始めた人
- 文体: です/ます調
- 文字数: 約5,000文字
- 構成:
1. Gitとは何か(なぜ必要か)
2. 最低限覚える3コマンド(add, commit, push)
3. GitHubとの連携方法
4. よくあるトラブルと解決法
5. FAQ
- 注意: 専門用語は使うたびに簡単に説明を入れる
12. SEO最適化
使用場面: 記事を公開した後、検索流入を増やしたいとき。既存記事の改善に使う。
[ファイルパス]の記事をSEO最適化してください:
- 狙うキーワード: [キーワード]
- タイトルタグ、meta descriptionを改善
- 見出し構造(h2, h3)を最適化
- 内部リンクを追加
具体的な記入例:
src/content/posts/vibe-coding-intro.mdxの記事をSEO最適化してください:
- 狙うキーワード: 「バイブコーディング 始め方」「バイブコーディング 入門」
- タイトルタグ: キーワードを前半に配置、32文字以内
- meta description: 120文字以内、行動を促す文末
- 見出し構造: h2にキーワードを自然に含める
- 内部リンク: 関連する他の記事へのリンクを本文中に3箇所以上入れる
- 画像alt属性: すべての画像にキーワードを含むaltを設定
調査・分析系
13. 技術調査
使用場面: 新しいライブラリやサービスを導入するか検討するとき。自分で調べる前にAIに概要をまとめてもらうと効率的。
[技術名]について調査してください:
- 何ができるか
- メリット・デメリット
- 料金体系
- 競合との比較
- 自分のプロジェクトで使えるか
具体的な記入例:
Supabaseについて調査してください:
- 何ができるか(データベース、認証、ストレージなど)
- メリット・デメリット(特にFirebaseとの比較)
- 料金体系(無料枠の制限、有料プランの開始価格)
- 競合との比較(Firebase, PlanetScale, Neon)
- 自分のプロジェクトで使えるか:Astro製ブログサイトにユーザーコメント機能を追加したい
テーブル形式で比較してください。
14. コードレビュー
使用場面: 機能が完成した後、本番公開前の最終チェック。一人で開発しているときはAIにレビューしてもらうのが有効。
[ファイルパス]をレビューしてください:
1. バグがないか
2. セキュリティの問題がないか
3. パフォーマンスの問題がないか
4. 改善提案
具体的な記入例:
src/pages/api/contact.tsをレビューしてください:
1. バグがないか(エッジケース、null/undefinedの考慮)
2. セキュリティの問題がないか(XSS, CSRF, SQLインジェクション)
3. パフォーマンスの問題がないか(N+1クエリ、メモリリークなど)
4. エラーハンドリングは適切か
5. 改善提案(コード構成、命名、型定義)
問題があれば修正コードも一緒に提示してください。
デプロイ・運用系
15. Git操作
使用場面: 変更をコミットするとき。バイブコーディングでは、AIにコミットメッセージを書いてもらうのが自然。
今の変更をgit commitしてください。
メッセージは日本語で、何を変更したか具体的に書いてください。
具体的な記入例:
今の変更をgit commitしてください。
メッセージは日本語で、以下のルールに従ってください:
- 1行目: 変更の要約(50文字以内)
- 2行目: 空行
- 3行目以降: 変更内容の詳細(箇条書き)
新規ファイルはgit addしてからcommitしてください。
コミットのタイミング
「1機能完成したらコミット」を習慣にすると、問題が起きたとき巻き戻しやすい。「まとめてコミット」は避けよう。
16. デプロイ設定
使用場面: 作ったサイトを公開するとき。Cloudflare Pages、Vercel、Netlifyなどが代表的。
このプロジェクトをCloudflare Pagesにデプロイする設定をしてください:
- GitHubリポジトリの作成
- Cloudflare Pagesの接続
- 環境変数の設定
具体的な記入例:
このプロジェクトをCloudflare Pagesにデプロイする設定をしてください:
- GitHubリポジトリ名: my-blog
- ビルドコマンド: npm run build
- 出力ディレクトリ: dist
- 環境変数: NODE_VERSION=20
- カスタムドメイン: example.com(DNS設定手順も教えて)
- デプロイフック: mainブランチへのpushで自動デプロイ
応用パターン
17. 段階的構築
使用場面: 大きな機能を一度に作ると不具合の原因特定が難しくなるため、小さく分割して進めるとき。初心者ほどこのパターンを使うべき。
まず[機能1]だけ作ってください。
動作確認してから次の機能を追加します。
具体的な記入例:
ECサイトのカート機能を段階的に作ります。
まず「商品一覧の表示」だけ作ってください。
- ダミーデータ5件をカード形式で表示
- 各カードに商品名、価格、画像を表示
動作確認してから、次に「カートに追加」ボタンを実装します。
段階的構築が最も安全
バイブコーディングで失敗する典型パターンは「一度に全部作ろうとする」こと。段階的に進めれば、問題が起きても直前のステップまで戻ればいい。パターン#17は地味だが最も重要な応用パターン。
18. 複数案の比較
使用場面: 実装方法に迷っているとき。AIに複数の選択肢を出してもらい、メリデメを比較してから決める。
[目的]を達成する方法を3つ提案してください。
それぞれのメリット・デメリットも教えてください。
具体的な記入例:
ブログにコメント機能を追加する方法を3つ提案してください。
それぞれについて以下を教えてください:
- 実装の難易度(初心者でもできるか)
- 月額コスト
- メリット・デメリット
- おすすめの人
テーブル形式で比較してください。
19. 既存コード理解
使用場面: 他人が書いたコード、またはしばらく触っていなかった自分のコードを理解するとき。修正の前に必ずこのパターンで全体像を把握する。
まずこのプロジェクトの全体構成を把握してください。
その上で以下を教えてください:
- ファイル構成と各ファイルの役割
- データの流れ
- 変更する場合に影響が出そうな箇所
具体的な記入例:
まずこのプロジェクトの全体構成を把握してください。
その上で以下を教えてください:
- ファイル構成と各ファイルの役割(ツリー形式で表示)
- ページ間のルーティング構造
- データの流れ(API → コンポーネント → 表示)
- 使われているライブラリとそのバージョン
- 変更する場合に影響が出そうな箇所
この後、ヘッダーのデザインを変更する予定です。
その影響範囲も合わせて教えてください。
20. トラブルシューティング
使用場面: エラーメッセージが出ない不具合(表示がおかしい、ボタンが反応しないなど)や、原因不明の問題を調査するとき。パターン#7(バグ修正)より詳しい情報が必要な場合に使う。
[症状]が発生しています。
- いつから: [タイミング]
- 再現手順: [操作手順]
- 環境: [OS, ブラウザ, Node.jsバージョン]
原因を調査して修正してください。
具体的な記入例:
お問い合わせフォームの送信ボタンを押しても何も起きません。
- いつから: 昨日のデプロイ後から
- 再現手順: 1)フォームに全項目入力 → 2)送信ボタンクリック → 3)何も反応しない
- 環境: macOS, Chrome 124, Node.js 20.11
- エラー: コンソールにエラーは出ていない
- 関連する変更: 昨日contact.tsのバリデーション処理を変更した
原因を調査して修正してください。変更内容を説明してから実行してください。
パターンの選び方フローチャート
どのパターンを使えばいいか迷ったら、以下の流れで判断しよう。
何をしたい?
│
├── 新しく作りたい
│ ├── サイト全体 → #1 新規サイト作成
│ ├── 画面の一部 → #2 コンポーネント追加
│ ├── データ管理 → #4 CRUD機能
│ ├── 入力画面 → #5 フォーム作成
│ └── 外部データ表示 → #6 API連携
│
├── 直したい・改善したい
│ ├── エラーが出る → #7 バグ修正
│ ├── 見た目が悪い → #8 デザイン改善
│ ├── 表示が遅い → #9 パフォーマンス改善
│ ├── コードが汚い → #10 リファクタリング
│ └── スマホで崩れる → #3 レスポンシブ修正
│
├── コンテンツを作りたい
│ ├── 記事を書く → #11 記事生成
│ └── 検索対策 → #12 SEO最適化
│
├── 調べたい
│ ├── 技術の比較 → #13 技術調査
│ └── コードの品質 → #14 コードレビュー
│
├── 公開・運用したい
│ ├── 変更を保存 → #15 Git操作
│ └── サイト公開 → #16 デプロイ設定
│
└── 進め方に迷っている
├── 大きい機能 → #17 段階的構築
├── 方法が複数 → #18 複数案の比較
├── コードが読めない → #19 既存コード理解
└── 原因不明の不具合 → #20 トラブルシューティング
パターン同士の組み合わせ方
パターンは単体で使うだけでなく、組み合わせることで効果を発揮する。よくある組み合わせを紹介する。
組み合わせ1:新規プロジェクト立ち上げ
#1 新規サイト作成
プロジェクト全体の骨格を作る
#2 コンポーネント追加
必要なUI部品を1つずつ追加
#15 Git操作
ここまでの変更をコミット
#3 レスポンシブ修正
スマホ表示を確認・修正
#16 デプロイ設定
公開設定して本番にデプロイ
組み合わせ2:バグ対応フロー
#20 トラブルシューティング
症状の情報を整理してAIに共有
#7 バグ修正
原因が特定できたら修正を依頼
#14 コードレビュー
修正後に他の問題がないかチェック
#15 Git操作
修正をコミットして記録
組み合わせ3:機能追加フロー(推奨)
#19 既存コード理解
変更前にプロジェクト全体を把握
#18 複数案の比較
実装方法の選択肢を検討
#17 段階的構築
小さい単位で機能を実装
#14 コードレビュー
完成後にレビュー
#15 Git操作
コミットして次のステップへ
CLAUDE.mdへの転記方法
よく使うパターンは、プロジェクトのルートにあるCLAUDE.mdに書いておくと、AIが自動的に読み込んでくれる。毎回プロンプトにコピペする手間が省ける。
転記の手順
- この記事から、自分がよく使うパターンを3〜5個選ぶ
[角括弧]の部分を自分のプロジェクトに合わせて埋めるCLAUDE.mdにセクションを作って貼り付ける
CLAUDE.mdへの記載例
# プロンプトルール
## コンポーネント追加時のルール
- 新しいコンポーネントはsrc/components/に配置
- Propsは必ずTypeScript型定義する
- 既存のTailwindクラスに合わせる
- 作成後にsrc/pages/のどこかで使用例を追加
## バグ修正時のルール
- エラーメッセージ全文を確認してから修正する
- 修正前に原因を説明してから実行する
- 修正後にテストが通ることを確認する
## コミットルール
- 日本語でメッセージを書く
- 1行目は50文字以内
- 1機能ごとにコミットする
CLAUDE.mdは育てるもの
最初から完璧なCLAUDE.mdを書こうとしなくてOK。プロジェクトを進めながら「これ毎回同じこと書いてるな」と思ったらその都度追記していく。2〜3日も開発すれば、自然と充実したCLAUDE.mdが出来上がる。
よくある質問(FAQ)
Q1. テンプレートをそのまま使うのと、自分の言葉で書くのとどちらがいい?
最初はテンプレートをそのままコピペして[角括弧]を埋めるだけで十分。慣れてきたら自分の言葉でアレンジしよう。重要なのは必要な情報が漏れなく含まれていることであり、表現の自然さは二の次。テンプレートを使えば、「あの情報を書き忘れた」という事態を防げる。
Q2. プロンプトが長すぎるとAIの精度が落ちる?
いいえ、むしろ逆。情報が不足しているプロンプトのほうが、AIが「推測」で補完するため精度が落ちる。テンプレートの項目をすべて埋めた結果プロンプトが長くなるのは問題ない。ただし、関係のない情報を大量に書くのは避けよう。「必要十分」がベストバランス。
Q3. 1つのプロンプトで複数のパターンを混ぜてもいい?
可能だが、推奨しない。たとえば「新規サイト作成 + デプロイ設定」を1回のプロンプトで頼むと、AIの出力が長くなりすぎてミスが増える。1プロンプト1パターンを基本にして、段階的に進めるほうが確実。パターン#17(段階的構築)の考え方をベースにしよう。
Q4. テンプレートにない作業を頼みたいときは?
この20パターンは代表例であり、すべてを網羅しているわけではない。テンプレートにない場合は、以下の3点を意識して自分でプロンプトを書けばOK。
- 何をしたいか(目的)
- 現在の状態(前提条件)
- 完了条件(何ができたら成功か)
この3つが揃っていれば、テンプレートがなくても良い結果が出る。繰り返し使うようなら、自分でテンプレート化してCLAUDE.mdに追加しよう。
Q5. パターンを使っても意図通りの結果にならないときは?
以下の順番で確認してみよう。
- 情報不足がないか:
[角括弧]を埋め忘れていないか、具体性が足りていないか - 曖昧な表現がないか:「いい感じに」「適切に」ではなく、具体的な数値や基準を書く
- スコープが広すぎないか:1回で頼む量を減らして段階的に進める
- フィードバックを返す:1回で完璧を求めず、「ここは良いがここを変えて」と追加指示を出す
AIとのやりとりは「1回で完成」ではなく「キャッチボール」。2〜3往復で仕上げる前提でいると、ストレスなく進められる。
Q6. 英語で書いたほうが精度は高い?
Claude Code等の最新AIは日本語でも十分な精度が出る。無理に英語で書く必要はない。ただし、技術用語(コンポーネント名、CSS プロパティ名、APIエンドポイントなど)は英語のまま書くほうが正確。「レスポンシブ」を「画面サイズ対応」と言い換えるとかえって伝わりにくくなることもある。
Q7. CLAUDE.mdに全パターンを書くべき?
全部書くとCLAUDE.mdが長くなりすぎる。自分のプロジェクトでよく使う3〜5パターンだけを、プロジェクト固有の情報で埋めた状態で書いておくのがベスト。プロジェクトごとに使うパターンは異なるので、それぞれのCLAUDE.mdに最適化しよう。
まとめ
プロンプトのパターンを「型」として持つことで、AIへの指示品質が安定し、開発スピードが上がる。この記事で紹介した20パターンのうち、まずはTop5(#1, #7, #4, #17, #19)から使い始めてみよう。
慣れてきたら自分の頻出パターンをCLAUDE.mdに転記して、プロジェクト専用にカスタマイズしていく。「毎回同じことを書いている」と感じたら、それがテンプレート化のサインだ。
自分のパターンを育てよう
ここにあるテンプレートを使いながら、自分の仕事でよく使うパターンをCLAUDE.mdに書き溜めていくと、さらに効率が上がる。テンプレートは使い続けることで磨かれる。1ヶ月後には、自分だけの最強パターン集が出来上がっているはずだ。